【不動産売却の流れ】6つのステップで全体像と売主のやるべき事を解説

初めて不動産売却を行う場合、契約から売却完了までの流れが判らずに戸惑う人も多いはずです。不動産売却の6つのステップと売主のやるべきこと、注意点などを紹介します。一つひとつステップを踏んで、スムーズな完了を目指しましょう。

不動産売却のための6つのステップ

不動産売却の基本的な流れは6つのステップにまとめることができます。不動産会社への売却の相談と媒介契約、売却活動、売買契約の締結と決算、そして確定申告です。

不動産の売却は不動産会社を通して行うのが通例となっており、まずは不動産会社に売却の相談をすることから始まります。相談を受けた不動産会社は物件の査定を行ないます。

査定金額に納得した、不動産会社の対応が満足できるといった場合には媒介契約へと進みましょう。なお、相談の際には登記事項証明書や登記事項証明書などの書類を用意しておくとスムーズに話を進めることができます。

媒介契約を結んだ不動産会社は売却活動を行ないます。主な活動は不動産会社が中心になりますが、問い合わせがあったら応える、内覧を受けるなども売主のやるべきことです。

基本的には不動産会社に任せることができますが、内覧の際には売主が立ち会うのが通例になっていることなどが注意点に挙げられるでしょう。

売買契約の締結から確定申告までの流れ

売却活動が成功して買主を見つけることができたら、売買契約の締結へと進みましょう。売買契約に必要となる書類の準備や読み合わせ、署名捺印や手付金の受領なども売主のやるべきことです。

売買契約の締結が完了すると、決算と不動産の引き渡しを行ないます。あらかじめ定められた日時に決算と引き渡しを行うことが多く、売主側に住宅ローンが残っている場合には同時に返済も実施します。この時に同席するのは売主と買主、不動産会社、そして金融機関の担当者です。

ローン返済の他に不動産会社への仲介手数料の半金の支払いや、司法書士の登記費用などもこの時に支払います。決算を終えたら不動産の引き渡しを行ない、売主を相手にしたすべての取引は完了です。

忘れてはいけない注意点は、確定申告の存在でしょう。不動産売買で利益を得た場合には確定申告を行わなければいけません。毎年2月中旬から3月中旬と申告期間が定められているため流れによっては忘れがちですが、追徴課税などを受けないためにも確実に行なう必要があります。

スムーズな不動産売却のためにできること

不動産売却は全体的な流れを掴んでから進めると、スムーズに完了することができます。必要書類の準備や売却後の確定申告なども忘れずに行ない、トラブルのない完了を目指しましょう。