不動産の売却時を狙った詐欺って本当にあった!手口の事例と対策法・相談先を解説

誰しも詐欺には遭いたくないと思っているでしょう。しかしながら、誰しもが詐欺にようる被害を被ることになりかねません。中でもオレオレ詐欺や振り込め詐欺などは、メディアにもよく取り上げられているため耳にする機会が多いと思います。ですが、実はそれ以外にも詐欺の手口は数多く存在します。

今回の記事では、その中でも不動産売却時を狙った詐欺について、事例や対策、相談先などについて徹底解説していきます。不動産売却時を狙った詐欺は、かなり高額な被害額が発生しやすいです。基本的な知識を身につけてしっかりと対策しましょう。

不動産売却時を狙った3種類の詐欺の手口とは

詐欺は、手口をしっているというだけでもかなり防げる確率が高まります。まずは不動産売却時を狙った主な3種類の詐欺の手口を解説します。

まず1つ目は、地面師詐欺という詐欺です。不動産売却時の詐欺の中ではわりと主流な手口と言うことができます。具体的には、持ち主の振りをしてその土地や建物の不動産を転売するといった方法です。

権利証や印鑑証明書などを偽造し、土地の登記を書き換えます。最終的には、買い主から売却代金を受け取って逃げてしまいます。

続いて2つ目は、測量振り込め詐欺というものです。「不動産を買いたい人がいる」と言って話に乗らせ、土地の境界線をはっきりとさせるための測量が必要だと、数十万円もの測量代を請求するといったやり方になります。もちろん、請求された測量代を支払っても、測量をされることはありません。

最後に、3つ目は使用でない小切手を使用した方法です。高額な取引において便利な小切手ですが、実際には使用出来ない小切手を渡してくる場合があります。以上が、不動産売却時を狙った3種類の詐欺の手口となります。

不動産売却時を狙った詐欺の対策方法と相談先

では、不動産売却時を狙った詐欺に引っかからないためには、どのような対策方法があるのでしょうか。主な対策方法は、次の3つです。

まずは、権利証や印鑑証明書などの重要な書類の管理を慎重に行うことです。これらの書類があれば、不動産の名義の変更が可能になってしまいます。売却取引時にこれらの重要書類を入手しようと考えている詐欺師もいるため、充分に注意するように心がけましょう。

続いては、誠実な不動産会社を選ぶことです。大手企業であれば安心かというと、そうではありません。おすすめなのは、不動産一括査定サイトを活用して、複数の会社を比較することです。不動産一括査定サイトに物件の基本的な情報を入力するだけで、複数の会社に同時に査定を依頼することができます。

また、こういったサイトでは悪質な会社はあらかじめ排除されています。そのため、安心して査定依頼できる会社の中から最も良質な会社を選ぶことができるのです。

もし不動産売却時を狙った詐欺に引っかかってしまった場合の主な相談先は、警察や弁護士、都道府県または市町村設営の法律相談になります。

不動産詐欺に遭わないためには万全な対策を

不動産売却時の手口や対策方法、相談先についてはきちんと理解できたでしょうか。対策方法や相談先を知っていても、不動産詐欺に遭ってしまえば、そこで取られてしまった被害額は戻ってこないと思っておいた方が良いでしょう。そのため、正しい知識を身につけて、万全な対策をとっておくことが重要です。